About Kurotsuchi post office
-旧黒土郵便局舎について-
黒土郵便局は昭和4年(1929年)に当時の福岡県築上郡黒土村で創業された特定郵便局です。
そして現存する旧黒土郵便局舎はその新局舎として昭和12年(1937年)に竣工しました。
当時の特定郵便局は地元の有志が私費で局舎を提供し、郵便事業だけでなく地域の福祉活動も担う施設でした。
営利目的ではなく、地域住民の生活にとっての様々な窓口として機能していたのです。
黒土郵便局は逓信省管轄の郵便と電信事業を兼ねた建物であった為、電波受信の関係上、平屋の割に屋根が非常に高い造りになっています。
その結果、局舎内は天井の高い開放的なスペースになり、大きな窓から木漏れ日が差し込む明るい職場だったことが想像できます。
戦前から地域を見守ってきた「村の郵便局」
戦前から地域を見守ってきた「村の郵便局」
黒土郵便局は昭和4年(1929年)に当時の福岡県築上郡黒土村で創業された特定郵便局です。
そして現存する旧黒土郵便局舎はその新局舎として昭和12年(1937年)に竣工しました。
当時の特定郵便局は地元の有志が私費で局舎を提供し、郵便事業だけでなく地域の福祉活動も担う施設でした。
営利目的ではなく、地域住民の生活にとっての様々な窓口として機能していたのです。
黒土郵便局は逓信省管轄の郵便と電信事業を兼ねた建物であった為、電波受信の関係上、平屋の割に屋根が非常に高い造りになっています。
その結果、局舎内は天井の高い開放的なスペースになり、大きな窓から木漏れ日が差し込む明るい職場だったことが想像できます。
現在は道路の拡張によりレンガ積みの塀と大きな桜の木は無くなっていますが、建物の外観は当時と変わらぬ雰囲気を残しています。
黒土郵便局は昭和58年に約300m離れた現在の場所に移転し、この建物の郵便局としての役目は終わりました。
その後は公民館として使用されたこともあり、取り壊されることなく保存されていました。
2015年に内装工事を施し、STAMP FURNITUREの工房兼展示場としてこれからもその歴史を積み重ねます。
昭和初期の空気をそのまま切り取ったかのような佇まいは現代の建物には無い特別な魅力を備えているように思えます。
郵便局の役目を終え次の時代へ
郵便局の役目を終え次の時代へ
現在は道路の拡張によりレンガ積みの塀と大きな桜の木は無くなっていますが、建物の外観は当時と変わらぬ雰囲気を残しています。
黒土郵便局は昭和58年に約300m離れた現在の場所に移転し、この建物の郵便局としての役目は終わりました。
その後は公民館として使用されたこともあり、取り壊されることなく保存されていました。
2015年に内装工事を施し、STAMP FURNITUREの工房兼展示場としてこれからもその歴史を積み重ねます。
昭和初期の空気をそのまま切り取ったかのような佇まいは現代の建物には無い特別な魅力を備えているように思えます。
The Kurotsuchi post office constructed in 1937.